2012年衆議院選挙 マニフェスト評価(財政再建)
※各党の評価結果詳細は上記表をクリックしてください。
【 評価の視点 】 |
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わが国の財政状況は、主要先進諸国中、最悪の状況にある。長期債務残高対GDP比率は200%を突破し、財政の持続可能性が著しく脅かされている。その要因を考えると、①長引くデフレ経済の下、名目経済成長率の長期低迷が続き税収の伸び悩みが続いていること、②高齢化の進展により、社会保障費が経済成長率や税収の伸びを大きく上回って増加していること、③中期的なタームでの歳出管理制度が不十分なものに止まっていること、④歳出の無駄を減らすための取り組みが不十分なものに止まっていること、⑤消費税を含む税制の抜本改革がなお不十分なものに止まっている、ことが指摘できる。 マニフェスト評価においては、以上の点を踏まえて、①適切かつ実効性の高い財政赤字削減目標が設定されているか、②経済成長と財政健全化を両立させ得る経済運営を志向しているか、③より厳格な歳出管理の仕組みの創設を提案しているか、④無駄な歳出の削減に対する取り組み姿勢、⑤2015年以降の消費税率、消費税以外の税制改革の姿が示されているかの5点を評価の視点とする。 |
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【 <座談会>次の選挙で問われる財政政策とは】 |
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【出演者】 【司会者】 |
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