2012年衆議院選挙 マニフェスト評価(日本未来の党・地方分権)

  hyouka_2.jpg

■形式要件についての評価(7点/40点)  

 中央の官僚が全てを決定することの弊害を踏まえ、地域のことは地域で決める「地域が主役の社会」という理念を掲げているが、目標設定や具体的な達成時期は示されていない。また、政策手段として国の補助金と政策経費は原則として自主財源として地方に交付する、国の地方支分部局を広域連合へ移籍すると明記されている。

 

 

■実質要件についての評価(0点/30点)

 「地域が主役の社会」を強調しているが、どのような地域をめざし、社会を目指しているのかがわからない。また、掲げている政策との体系性が不明である。また、その決定権を中央から地域へ移すことが地方分権のポイントであるのに、その受け皿となるはずの都道府県、市町村に触れられておらず、道州制にも言及していない。すなわち、あるべき地方像が見えてこない。また、ここまで国の権限を奪うのであれば、国の役割は何なのかも示すべきであるが、何ら触れられておらず、どういうことを実現したいのか、どういう国、地域の関係を築きたいのか何らのビジョンが見えず、点数を与えるのは難しい。

マニフェスト評価・地方分権の一覧に戻る

 

言論NPOについて

日本のメディアや言論のあり方に疑問を感じた多くの有識者が、日本の主要課題に対して建設的な議論や対案を提案できる新しい非営利のメディア、言論の舞台をつくろうと活動を始めた認定NPO法人です。
⇒詳細はこちら

▼参加したい方はこちら


▼言論NPOのツイートはこちら

▼お問い合わせはこちら

候補者アンケート「あなたは政治家として何を実現しますか」結果公表

2012年衆議院選挙 立候補者アンケート

現在、政党政治への不信感が募り、有権者がどの政党を選べばよいのか判断できなくなっています。そうした中で、候補者の皆様がどのような課題認識を持ち、いかなる政策に取り組もうとしているのか。1500人の立候補者全員にアンケートを送付し、789名の方からご回答いただきました。その結果を、各選挙区別、比例別(比例単立候補者)に公開いたします。下記の日本地図から、ご自身の選挙区を選択してください。

⇒実施したアンケートはこちら

  北海道
 
        青森  
      秋田 岩手
      山形 宮城
石川 富山 新潟 福島
長崎 佐賀 福岡   山口 島根 鳥取 兵庫 京都 滋賀 福井 長野 群馬 栃木 茨城  
  熊本 大分   広島 岡山 大阪 奈良 岐阜 山梨 埼玉 千葉
  鹿児島 宮崎           和歌山 三重 愛知 静岡 神奈川 東京
          愛媛 香川
沖縄         高知 徳島



比例区のアンケート結果はこちら

100706_00.jpg北海道ブロック / 東北ブロック / 北関東ブロック
南関東ブロック / 東京ブロック / 北陸信越ブロック
東海ブロック / 近畿ブロック / 中国ブロック
四国ブロック / 九州ブロック